Vol.21 カワセミやブッポウソウの仲間
(ブッポウソウ目カワセミ科7種、ブッポウソウ科1種、ヤツガシラ科1種)

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カワセミ ヤマセミ ブッポウソウ


「目玉理論」

カメラを持っていない時に限って、すぐ目の前に鳥がとまる事って 多くありませんか?

鳥の写真を撮る人なら良くある事だと思います。
中でもありがちなのがカワセミ

最近、都市部で増えてきたこととも関係ありますが、
水辺を通りかかった時に、結構見つけたりします。
そして、そういう時に限ってすぐ近くにとまっちゃったりして。
鳥を見に行っても、カメラを置いて(重いので)双眼鏡だけ持って鳥を探している時とか...

私の友人でOカワラ君(そのまんまやんか)という人物がいるのですが、
前から彼が提唱しているのが「目玉理論」

昔、ガリレオが望遠鏡を発明したのは有名ですが、
望遠鏡を逆に見ると顕微鏡(実体顕微鏡程度ですが)になる事はそれほど有名ではないでしょう。
(顕微鏡を発明したのは眼鏡屋さんの息子らしい)
双眼鏡で逆から指先などを見ると、指紋が大きく見えます。

話が遠回りしますが、鳥は目玉模様が大嫌い。
鳥に狙われる蛾や蝶が、食べられまいと羽根に目玉模様を採用しているくらいですから。

カンの良い方は、もうお分かりですね!
そう、
「超望遠レンズで覗いている我々の目玉が、 レンズを逆から見ている彼らには、巨大な目玉に見える」 Oカワラ君提唱目玉理論より
というのです!

「えっへん!」(本人)

「それなら、薄目開けてピント合わせないとだめじゃん。」(私)

しかし、残念ながら彼の理論の支持者は極めて少ない。
(注)そういうのは普通、”〜理論”ではなく”〜説”と呼ばれる。

(CHINO)


●カワセミ (Alcedo atthis
私もなぜだかテニスコートの脇の池やら観光中の鎌倉の寺など 双眼鏡を持ってなさそうな時に、よく見かけます。 (MURASE) 【撮影者】 Y.CHINO 【データ】 1996年 1月27日 東京都練馬区石神井公園      Nikon F801S Nikkor ED500mm F4P 開放 RVP 【コメント】この鳥を撮りたくて野鳥写真を始める人も多いと思います. でも,警戒心が強くてなかなか近づかせてもらえないんですよね. 東京近郊の人は,石神井公園がお勧めです. ここでは,池の魚を捕るカワセミのとまり木があって待っていればとまってくれ ます.しかし,カワセミ・ファンのカメラマンが多くて場所取りが大変かも? 時期は冬がベストです.


●ヤマセミ (Ceryle lugubris
モヒカンのような冠羽がいかした格好いい野郎です。 色も白黒まだらで、渋く、苦みばしった風貌は個人的に好きです。 (MURASE) 【撮影者】 Y.CHINO 【データ】1993年 5月23日 東京都稲城市多摩川     Nikon F801S Nikkor ED500mm F4P 開放 RVP 【コメント】多摩川の堰にヤマセミの来る場所があります. 川の中に漬かりながら,1日待って撮影しました. カワセミの仲間の中でもヤマセミは大きく,迫力があります. 白黒の模様もかっこいいです.


●ブッポウソウ (Eurystomus orientalis
ブッポウソウと鳴くのはコノハズク。こちらの鳥はゲッゲッと鳴きます。 (MURASE) 【撮影者】 N.MATSUDO


次は、アカショウビン&カワセミの仲間の旅鳥達の登場です。

(MURASE)




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