Vol.21 カワセミやブッポウソウの仲間
(ブッポウソウ目カワセミ科7種、ブッポウソウ科1種、ヤツガシラ科1種)

このページにある写真
アカショウビン ヤマショウビン ナンヨウショウビン ヤツガシラ


「電線に〜♪」あっ、古い

バードウォッチング初心者の頃(あ、今でも初心者ですが…)、憧れていた鳥がいた。 是非、一度見てみたいものだと初めて思った鳥。
アカショウビンである。

実際に見られるのは、ずっと先の事だと思っていたのだが、思いがけず一年と経たずに見るチャンスがやってきた。
しかも、私が住んでいる東京に出たという。
住んでいるところからは遥か遠い山間部の方であったが、愛都精神(?)をくすぐる話だった。

当然、先輩達に連れていってもらった私。
憧れの鳥との対面は苦労する事も無く果たされた。 いや、あっけなくと言った方が正しいだろう。

その頃、ウォッチングする側が大変観察しやすいよう電線に止まるようなパフォーマンスを見せる野鳥を 「電線〜」と呼ぶ事が私のマイブームだった。
「電線シジュウカラ」といえば、電線に止まっているシジュウカラという意味。

そう、あっけなくも、憧れの鳥は「電線アカショウビン」だったのだ。

ええ、ええ、じっくり観察できました。こんな幸せはまたと無いと思います。
しかし…もっと神秘的な出会いを期待していた悲しき複雑な乙女心なのでした。

(MURASE)


●アカショウビン (Halcyon coromanda
そりゃもう、真っ赤な鳥です。 美しい。その一言に尽きます。 (MURASE) 【撮影者】 N.MATSUDO


●ヤマショウビン (Halcyon pileata
この奇天烈な色合いを見て下さい。 今、私にとって一番見たい憧れの鳥です。 (MURASE) 【撮影者】 N.MATSUDO


●ナンヨウショウビン (Halcyon chloris
この鳥は、旅鳥じゃなくて迷鳥です。 正直言って、この鳥の写真を見られた事に驚きを覚えています。 (MURASE) 【撮影者】 M.FUKAGAWA


●ヤツガシラ (Upupa epops
頭にある冠羽は、モヒカンのような形に広がります。 その一瞬を逃さないよう観察しましょう。 (MURASE) 【撮影者】 Y.KUBOTA 【データ】 1991年4月6日 石川県輪島市 PENTAX super A シグマ 400mm/F5.6 【コメント】ヤツガシラの派手な頭に憧れて、4月上旬に日本海の島へ渡った。 この時期はヤツガシラがよく通過していくのだ。 期待通り観察することができて、満足して帰路についた。


次回は、アジサシの仲間の登場です。お楽しみに〜

(MURASE)




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