ムシクイの仲間は,
ウグイス科の小型のグループで,体に似合わず大きな声でさえずります.
姿が互いに似ていて見分けるのが難しく,
珍鳥も多いことからベテラン・ウォッチャー好みの仲間です.
今回は,500種に行きそうなので気合を入れて絵を描いてみました.
まず,夏鳥で繁殖地に行けば見られるの次の4種です.
センダイムシクイ
低山にいるので最も容易に見られます.
さえずりは「チヨチヨ・ビィ〜」.
頭の中心に白っぽい線(頭央線)が目印. |
メボソムシクイ
ちょっと山に入ればいます.
さえずりは「シュリ・シュリ・シュリ〜」. |
エゾムシクイ
少し高い山にいかないと。
さえずりは「ヒィッ・ツイッ・キィ〜」.
「ピッ」という大きな声も良く出します. |
イイジマムシクイ
三宅か八丈に行けば見られるでしょう.
さえずりは「チュル・チュル・チュル」.
姿はセンダイムシクイに似ています.
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次は,珍しいムシクイです.
どちらも小さくて動きが早いので写真撮影も難しいです.
キマユムシクイ
離島に渡りの時期に行けば見れるかも.
全体的に黄色味があり,翼に2本の線,頭にも薄い頭央線があります. |
カラフトムシクイ
キマユより稀で、けっこう葉っぱの下に潜ります.
頭央線と翼の線はキマユよりはっきりしています.
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ムジセッカはあまり聞かない名前です.
セッカと付きますがれっきとしたムシクイの仲間です.
他と違うのはお腹が茶色いこと.
ムジセッカ
離島に渡りの時期に行けば見れるかもしれないが
潜ってしまうので撮影は困難. |
カラフトムジセッカ
ムジセッカより少なく、もっと潜ります.
ムジセッカより一回り大きい. |
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ここから下は,更に珍しい種類になります.
10年前の図鑑には載っていないものばかり.
以前は海外の図鑑を取り寄せて勉強する必要がありました.
キタヤナギムシクイ
かなり稀なうえに、動きも速い. |
モリムシクイ
とっても稀だが、動きは普通. |
チフチャフ
非常に稀で動きも速い. |
ヤナギムシクイ
フタオビヤナギムシクイは亜種かな?ともかく稀. |
コノドジロムシクイ
稀なんだけどこれから記録は増えるかも. |
キバラムシクイ
日本での記録は2回かな.
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NJの野鳥シリーズで紹介しましたが,
アメリカムシクイ科はウグイス科と別の科になります.
今回は仲間分けの都合上,ムシクイの仲間と一緒にしました.
が,写真は残念ながらありません.
ウイルソンアメリカムシクイ
いままでに1回しか記録がありません.
全身が黄色く,頭のてっぺんに黒い斑点があります.
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【難易度】
今回は更に,スタッフ内でのアンケートを元に,
観察(見るだけ)と写真撮影(ちらっとでも写ってればOK)の難易度を出してみました.
10点満点で星の数が多いほど難易度が高くなります.