【オオヨシキリな小包って・・・?】
私の会社には、ギャグを言っても誰にも相手にされない
かわいそうなオジサン(Yさん)がいる。
彼は一見、ギャグなどとは縁遠いようなコワい顔をしており、
そのコワい顔でさらりとギャグを言ってのけるので、
誰も気がつかないか、もしくは気がついても、
「い、いまのは、ギャグ?」とカタマってしまうからである。
そんなYさんと私には、「バードウォッチャーである」という共通点があった。
ある日、Yさんの元に、大きな小包が届けられた。
中をのぞくと、外装の割には小さなサンプル瓶が一本だけ
ポツリと入っていた。
Yさんは独り言のように呟いた。
「これは、また、ずいぶんオオヨシキリな小包ですなぁ〜。」
(オオヨシキリな小包?)
オオヨシキリは、葦原で「ギョギョシ、ギョギョシ、ケシケシ・・・」と
せわしなく鳴く鳥である。
ギョギョシ、ギョギョシ・・・。
そこで、私はハッと気がついてしまった。
何に気がついちゃったの?
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