Vol.32 ウグイスやセンニュウの仲間
(スズメ目チメドリ科1種/ダルマエナガ科1種/ウグイス科14種)

写真リスト ウグイス セッカ オオセッカ


【オオヨシキリな小包って・・・?】

私の会社には、ギャグを言っても誰にも相手にされない
かわいそうなオジサン(Yさん)がいる。
彼は一見、ギャグなどとは縁遠いようなコワい顔をしており、
そのコワい顔でさらりとギャグを言ってのけるので、
誰も気がつかないか、もしくは気がついても、
「い、いまのは、ギャグ?」とカタマってしまうからである。

そんなYさんと私には、「バードウォッチャーである」という共通点があった。

ある日、Yさんの元に、大きな小包が届けられた。
中をのぞくと、外装の割には小さなサンプル瓶が一本だけ
ポツリと入っていた。

Yさんは独り言のように呟いた。
「これは、また、ずいぶんオオヨシキリな小包ですなぁ〜。」

(オオヨシキリな小包?)

オオヨシキリは、葦原で「ギョギョシ、ギョギョシ、ケシケシ・・・」と
せわしなく鳴く鳥である。
ギョギョシ、ギョギョシ・・・。
そこで、私はハッと気がついてしまった。

何に気がついちゃったの?
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ウグイス
〜ウグイス科〜

●ウグイス (Cettia diphone

ホーホケキョと澄んだ声がおなじみのウグイス。
夏のイメージが強いですが、冬の公園の茂みでジャッジャッと鳴いているのも ウグイスです。
ウグイス科の鳥は姿は地味ですが、それぞれ特徴のあるきれいな声で鳴きます。 (SIMIZU)

【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1999年5月 石川県輪島市       PENTAX Z-1p smcPENTAX67M*6.7/800ED
セッカ
〜ウグイス科〜

●セッカ (Cisticola juncidis

ヒッヒッヒッと鳴きながら上昇し、チャチャッ、チャチャッと鳴きながら
下降します。 2本の枝に両足を開く形で器用にとまります。 (SIMIZU)

【撮影者】 H.NISHIMOTO
オオセッカ
〜ウグイス科〜

●オオセッカ (Locustella pryeri

【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1992年4月25日 茨城県鹿島郡神栖町 利根川小見川大橋下流 NikonF3 ED800mmF5.6 【コメント】「大変なもの見つけました。」って言葉いまでも記憶に残ってます。 利根川の芦原で越冬ならともかく繁殖なんて、それは野鳥の会千葉県支部 の調査での驚愕の新発見でした。オオセッカは繁殖地の限られた特定鳥類で、 それまでは八郎潟や青森まで行かないと見れない鳥でしたから。 いまでは、霞ヶ浦の浮島でも毎年繁殖するようになりましたね。


次は、オオヨシキリが登場します!(SIMIZU)