鶴といったら、何といっても丹頂だ。
タンチョウと書かずに丹頂と書こう。 渋いから・・・。 丹頂には、実は恨みがある。 私は埼玉で産まれ、埼玉で少年時代を過ごし、 埼玉で青春時代を過ごし、埼玉で適当な大きさになるまで育ったので、 鳥好きといえども丹頂などは見たことが無かったのだ。 そう、埼玉には丹頂がいないのである。 丹頂が住むその場所は…北海道!なのだ。
私が初めて行った北海道は、バナナで釘が打てるほど寒い冬の北海道だった。
今回の旅でいつか出会えるはずの… しかし私たちの旅のコースは、彼らの越冬地から大きく外れていた。 「今回は、丹頂は見ることが出来ないかもしれない・・・」
そんな不安が私の胸中に高まってきた旅の最終日、何と彼(彼女?)は霧多布に渡る橋の欄干の下に居るではありませんか! 「丹頂だって生活があるんですもの、いつもきれいな姿ばかりを見せるてわけにも行かないのさ」
と考えようったって、夢が、ああ・・私の夢が・・・、崩れていく・・・。
新居探しには、私も苦労しました。今では丹頂の心の苦悩も分かるような気がします。 (TAKAHASHI) |
●タンチョウ (Grus japonensis )
このページ全てがタンチョウです。
こころゆくまでその姿を堪能して下さい。
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