シギやチドリの仲間(1)  今回は、第1弾として、シギ科以外のシギ・チを紹介します。 ◎チドリ目
■レンカク科1種

■タマシギ科1種

■ミヤコドリ科1種

■チドリ科13種

■セイタカシギ科2種

■ヒレアシシギ科3種

■ツバメチドリ科1種


 バードウォッチャーはシギやチドリのことを、まとめてシギチと呼びます。 どちらも同じような場所にいるので一緒にした方が便利なのです。

 そのような場所にはサギもいたりするのですが、彼らは仲間に入れてもらえません。 彼らは、ほとんど一年中そこにいるからです。


 シギチの多くは、本州では、春と秋の渡りの時期に現われます。 テレビで言えば、特別番組のようなもの。
季節モノであり、があるのです。
 そして、普通のものから珍しいものまで種類も豊富にそろっており、一つのジャンルを形成しています。


 一度も見たことが無い人に是非勧めたい、
シギチ・ウォッチング
ポイントは遠浅の海、大きな川の河口近くに広がる干潟

 遠目に見たのでは気付かないかも知れませんが、 望遠鏡で覗くと、 カニがゾロゾロと歩き回り、 の棲む穴からは、水がピュッ、ピュッ飛び出し、 生き物がたくさん棲んでいるのが実感できます。
砂の中には、ゴカイなどもたくさん棲んでいます。


 潮が引いた時に現われる干潟
 シギチは、渡りの途中で栄養を補給するために 干潟でさかんに餌を獲っています。
 初めてシギチを見に連れていってもらった時は、
その数と種類の多さに、覚えられなくて頭がパニックになることでしょう!  (CHINO)

シギチ@−1ページ 写真リスト コチドリ イカルチドリ ハジロコチドリ


まずは、チドリ科の10種からいきましょうか! (CHINO)

〜チドリ科1種目〜

●コチドリ (Charadrius dubius

一番見やすいチドリですが、海よりも内陸の水辺に多いです。 識別ポイントは、黄色いアイリング(目の周りの輪)。体長は16cm。

【撮影者】 Y.KUBOTA
【データ】 PENTAX Z-1P smcPENTAX F*4/600


〜チドリ科2種目〜

●イカルチドリ (Charadrius placidus

 イカルチドリも内陸性のチドリで、コチドリよりも一回り大きく、くちばしや足が長く見えます。 慣れないと、コチドリと並んでくれないと見分けられなかったりしますね。
 コチドリの若鳥はアイリングが薄いので、そこだけ見ていては間違えやすいです。体長は20.5cm。

【撮影者】 N.MATSUDO
【データ】 1995年12月31日 静岡県静岡市麻機沼
 PENTAX Z-1P smcPENTAX67 M*6.7/800ED


〜チドリ科3種目〜

●ハジロコチドリ (Charadrius hiaticula

 珍しいコチドリ。コチドリよりも色が濃く、くちばしの根元が黄色いが、冬羽では黒くなる。 名前の通り、翼を広げると白い翼帯が出る。体長は19cm。

【撮影者】 M.FUKAGAWA
【データ】 1989年10月 8日 愛知県汐川
 Nikon F3 Nikkor ED400mm F3.5 KR
【コメント】 アメリカには良く似たミズカキチドリってのがいます。 日本にも来るにちがいないとてぐすねひいて待っているのですが。


《1ページ目編集後記》 今回は、ちょっと凝ったレイアウトを作ってみました。 ローカル環境では、17インチモニタで制作していますが、他のサイズのモニタでもレイアウト崩れないか心配。 チドリのGIFアニメ作ってみました!(CHINO)