Vol.6 タカの仲間
(タカ目タカ科15種)

写真リスト
ツミ アカハラダカ オオタカ


「ラプター」

世界の軍用機には、ワシやタカの名前が”愛称”として付けられています。
空の頂点に位置するワシ・タカのイメージにあやかっているのでしょう。

「F−15・イーグル」「F−16・ファイティング・ファルコン」 「ハリヤー」「ホークアイ」

などがあります。 それぞれ、ワシ、ハヤブサ、チュウヒ、タカという意味です。

そして98年、アメリカで世界最強の戦闘機としてF−22がデビューしました。
その名も「ラプター」猛禽類という意味です。

最強のニックネームが付けられていることから、
開発者の自信がうかがわれます。

しかし、実際のワシやタカのイメージはもっと優しい感じがします。

無闇に襲い掛かったりしませんし、とても神経質で繊細です。
タカの仲間で最小のツミは、 近年市街地近くの雑木林などで子育てするケースが増えています。
初夏の庭先で耳をすませてみると、餌をねだる雛鳥の声が聞こえるかもしれません...。

それでは、オオタカの仲間から紹介しましょう。

(CHINO)


●ツミ (Accipiter gularis

【撮影者】 Y.CHINO 【データ】 1996年 5月7日 埼玉県浦和市大牧       Nikon F801S Nikkor ED500mm F4P 開放 RDP-U 【コメント】ツミは、ワシタカ類最小でハトくらいの大きさ。オスは卵を暖めるメスに30分に       1度くらいの割合で餌を届けます。餌の受け渡しは決まった場所で行われますので、       そこがシャッターチャンス。       写真は、おなかの横縞があるのでメス。


●アカハラダカ (Accipiter gularis

本州では春と秋の渡りの時期に少数が通過するだけの珍しい旅鳥。(CHINO)

【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1994年5月 1日 対馬       Nikon F3 Nikkor ED800mm F5.6 RDP-U 【コメント】夕刻に、谷あいに作られた耕地を流れる小川に沿った小道をたどると、       目前の小木に嘴の紅があざやかなタカが止まった。       あわてていると、彼は杉林に飛びこんでしまった。       人を呼んで林内を探ると小枝に休む姿が見られた。


●オオタカ (Accipiter gentilis

渡りの途中、離島で小鳥を捕まえたオオタカの若鳥。羽根がまだ薄茶色です。(CHINO)

【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1998年11月1日 石川県輪島市       PENTAX Z-1P smcPENTAX67 M*6.7/800


次は、大型のタカの仲間です。

(CHINO)