其 の 三 十 一 |
シギやチドリの仲間(4) | シギ・チ第4弾は、シギ科のチドリ目シギ科タシギ属など5属を紹介します。 | ◎チドリ目 ■シギ科16種 |
今回紹介するのは、シギ科のなかでも比較的大きい属ばかりで、
今回の第4弾でシギ・チ特集はおしまいですが、500種掲載を目指す野鳥の杜はまだまだ続きます。 それでは、お決まりの「野鳥バカ話百連発」から、お楽しみ下さい。 |
バードウォッチャー列伝その3 【Oカワラ君】 バードウオッチングには、やっぱり車が便利だ。 特に、広大な湿地や干潟などに行く時には、 駅やバス停から歩くのはちとキビシイ。
高校時代からの友人4人で渡良瀬に行った時のことだった。
『おい、カギかかってんぞ!』最初に車に戻っただれかが言った。
『えぇ〜、降りる時カギかけといたよ!』(きっぱり)
後部座席に乗った二人が、それぞれ降りた左右のドアを、
(親切に!)ロックしておいてくれたのだ!
念のため書いておくが、車のドアはロックして、
ドアノブを引いたまま閉めればしっかり施錠可能なシステムになっている。
『おい!カギぃ〜、中だゾ!』b(^_^メ) そうなのだ。とっても広い葦原の真ん中なのだ。ドロボーがいるなら呼んでこいっつーの!
『ちのくん、JAF入ってる?』 友人3人のうちの最もキケンな男 Oカワラ君が言った!
『こないださぁ、北海道の山の中でやっっちゃってさぁ、
『入ってないと呼んだらすごいお金取られるぞ!』 そして、Oカワラ君は言った!
『JAF呼ぶより、ガラス1枚割った方が安いから...』(突きのポーズとってるよ...おい。)
『だめだ、石探してくる...』(探しに行っちゃったよ〜) 彼の行動力を熟知している私は、本当にガラスを割られると覚悟した。
しかし、なんとかOカワラ君をなだめすかし、かなりの困難の末、カギを開けることに成功した! そうそう、あの時は何を見に行ったんだっけ? (CHINO) |
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●オグロシギ (Limosa limosa)
オグロシギ属は、この種と下のオオソリハシシギの2種。
春の渡りの後半にはきれいな夏羽が見られます。
オオソリハシシギよりも模様がはっきりしている印象があります。
(CHINO)
体長は38.5cm。旅鳥。通称「オグロ」。
写真/夏羽 |
●オオソリハシシギ (Limosa lapponica)
このシギは何故か警戒心の無い個体が多い感じがします。
そういう個体に会えると、じっくり写真撮らせてもらえます。
上のオグロシギとは、くちばしがちょっと上に反っているので区別できます。(CHINO)
体長は41cm。旅鳥。通称「オオソリ」。
写真/幼羽 |
●ヤマシギ (Scolopax rusticola)
今回は、アマミヤマシギの写真が入手できず!
ヤマシギ属はこれだけです。冬に平地の森などを歩いていると、足元の草むらから飛び立つのが見られますが、
こちらから先に見つけるのは難しいです。(CHINO)
体長は34cm。冬鳥。
写真 |
●アオシギ (Gallinago solitaria)
冬に山地などに渡ってくるが、数がすくないので見にくいです。
関東では日光に見に行く人が多いかも。
雪が降る場所だったりして、4WD持ってる人じゃないとなかなか行けません。
この写真は富山です。(CHINO)
体長30cm。冬鳥。
写真 |
《1ページ目編集後記》 シギチ第1弾から1年が経ってしまいました!そんなになるかっ?て感じですが、 その間にも「野鳥の杜」のファンになってくれた人も多くなったみたいで、嬉しい限りです。今回はシギのGIFアニメが作れなかったのが非常に残念。 年度末〜年度始めは、やっぱり忙しいっすね。(CHINO) |