Vol.39 ウとウミツバメの仲間
(ミズナギドリ目ウミツバメ科7種/ペリカン目ウ科4種)

このページにある写真
クロコシジロウミツバメ コシジロウミツバメ ヒメクロウミツバメ

海鳥には航路がつきものです。 ここの写真が釧路航路で撮った写真ばかりですし、ここはひとつ航路のお話でも書きましょう。

わたしは航路が大好きです。鳥を見る見ないに関係無しに。
わたしはここのコラム欄にいつも書いている通り、鳥を見るのは恥ずかしながら苦手です。 しかし、そこで知り合った仲間がかけがえの無いものなので、いまだにこうやって 恥をさらしているのです。

もしバードウォッチングをしなかったら、おそらく航路というものも経験しなかったかと思います。 それもわたしはバードウォッチングというものに出会えて良かったと思える1つの理由です。

航路の魅力はその気ままさです。 鳥を見るもよし、本を読むのもよし、テレビを見るのもよし。

どこかに行きたくても行けません。船の中だけ。
その環境がさらにいいのです。
不自由なようでいて、自由。
船の中では会社も追いかけてはきません。
しがらみのすべてを脱ぎ去ることができるのです。

船の上でわたしは気が向いた時に鳥を見て、海をひたすら見て(実は鳥見る時間より こっちの時間の方が多かったりする)、ぼーっとして、ビールを飲み タバコをすい、レストランでお気に入りの定食(釧路航路の朝の洋定食がわたしのお気に入りでした) を食べて過ごすのです。

時々やるバードウォッチング以外は何か大事なことをするわけでもない時間。 しかし、船を下りた時、とても気持ちがリフレッシュされていることに気付くのです。

そんなゆっくりと流れていく贅沢な時間。
機会があったら、ぜひお試しください。(ただし船酔いには注意。)

(MURASE)


●クロコシジロウミツバメ (Oceanodroma castro
【撮影者】M.FUKAGAWA
【データ】東京釧路航路 10月
NIKON F5 AFS500mmF4 RDPII
【コメント 】ウミツバメは英名Storm Petrelといいます。
実際に嵐のなかで良く見ます。ってことでなかなか良い
写真が撮れないんだな、これが。ごめんなさい。


●コシジロウミツバメ (Oceanodroma leucorhoa
【撮影者】M.FUKAGAWA
【データ】東京釧路航路 7月
NIKON F5 AFS500mmF4 RDPII
【コメント 】コシジロの腰には黒い縦線がありますが、
これは写真でないとなかなか分かりません。
かなり白いのから黒いのまでいるようです。


●ヒメクロウミツバメ (Oceanodroma momorhis
【撮影者】M.FUKAGAWA
【データ】東京釧路航路 8月
NIKON F5 AFS500mmF4
【コメント 】これも釧路航路の写真です。
ヒメクロは飛んでるときは鳩胸っぽく見えるのですが、
こんな写真じゃ分かりませんね。撮りなおしたいのですが
釧路航路は廃止になったのでウミツバメ類の
観察も難しくなりました。


次回はアマツバメとヨタカです。こうご期待!