Vol.13 キジとライチョウの仲間
(キジ目キジ科4種、ライチョウ科2種)

このページにある写真
キジ コウライキジ ウズラ

初めて見た野鳥は実はキジだ。
いや、野鳥を観察するということを意識して初めて見た鳥というべきか。

私はこれから野鳥観察を趣味の一つに加えるべきか、悩んでいた。 友達になんとなく連れて行かれたその趣味のサークルにこのまま入会するべきか 他のものを探すべきか、考えていたのだ。

その鳥は、車道の脇にいた。目の前は川とは言えないような排水溝。
川を挟んで金網越しにその鳥はいた。
今まで私がイメージしていた森の中の野鳥観察とはまるで違う場所での キジとの出会い。(実際その場所を後にしてからイメージ通りの野鳥観察をしたのだが。)
望遠鏡からそのキジを見ると、大変鋭い目でこちらを見据えているように感じた。

お前ごときに私らの観察などできるのか?
そんなふうに挑まれているような気がした。

私はこの時、この野鳥観察というものを続けていこうと決めたのだ。
こんな場所でこんな出会いがあるなら続ける価値があると思ったのだ。

最初にこんな出会いをしたばっかりに、私はほとんど鳥を見る暇も機会も やる気も無いのに、いまだにこうやって野鳥に関わっていたいと思うのだ。

(MURASE)


●キジ (Phasianus colchicus
キジってのは神出鬼没のイメージが私にはあります。 電車から枯れ畑を全力疾走で走るキジなんかも目撃したことも あるのですから。 (MURASE) 【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1997年10月15日 愛知県名古屋市     Canon EOS1-N EF400mmL F5.6


●コウライキジ (Phasianus colchicus
ご存知、キジの亜種のコウライキジ。 じっくりと見比べてください。 (MURASE) 【撮影者】 Y.KUBOTA 【データ】1993年 5月 4日 長崎県対馬     PENTAX Z-1 smcPENTAX A*645 5.6/600ED 【コメント】 離島での鳥見は朝が早い。まだ夜が明けたばかりの頃、       草むらを走るキジの姿を発見。        林の中に飛び込んでいく前、ちらりとこちらを振り返った瞬間、       車の中から撮影した。        初めて見るコウライキジ♂の雄姿に、しばし時を忘れ見入っていた。


●ウズラ (Coturnix japonenca
こんなにちっこい鳥が草むらに隠れるわけです。 簡単に見られるわけがありません。 可愛くて、卵も美味いんですからたまりません。←ちょっと違う。 (MURASE) 【撮影者】 M.FUKAGAWA


次は、ライチョウの仲間の登場です。

(MURASE)