【カラの混群】
まだ雪も残る初春、富士山麓を歩いていた時、
とっても大きなカラの混群に出会いました。
最初は静かだった森が、あっという間にカラ達の大合唱。
次から次へと枝を伝って移動していく大群が行き過ぎると、誰かがこう言いました。
「おもしろいね。
エナガ、コガラ、シュジュウカラ、ヤマガラの順番になってるんだねー。」
よく考えてみると、確かにそう!
最初にエナガがチーチーチーと鳴きながら通り過ぎて、
次はコガラがジャージャー、
シジュウカラがツーツーチー、
最後にヤマガラが鼻声でニーニーと言いながら横切ってったよ〜!!
私は今まで漠然と「混群=みんなごっちゃにひとまとまり」と思っていたのでビックリ。
あれっていつも順番決まってるのかしら?
そういや、高校時代、水泳部で練習してたときは「速い子順」に、泳いでたなあ。
そんなことを思いながら、家に帰って野鳥の本を見てたら、なおビックリ。
その本には混群のことが書いてある。
どうやら、順番は「速い子順」であってるらしい。
なんだか、新理論が証明されたようで、いい気分になっちゃった。
・・・てわけで、速い子順に紹介します!(SIMIZU)
|