Vol.16 カラやメジロなどの仲間
(エナガ科1種/ツリスガラ科1種/シシュウカラ科6種)
(ゴジュウカラ科1種/キバシリ科1種/メジロ科2種/ミツスイ科1種)

写真リスト エナガ コガラ シジュウカラ ヤマガラ


【カラの混群】

まだ雪も残る初春、富士山麓を歩いていた時、
とっても大きなカラの混群に出会いました。
最初は静かだった森が、あっという間にカラ達の大合唱。

次から次へと枝を伝って移動していく大群が行き過ぎると、誰かがこう言いました。

「おもしろいね。
エナガ、コガラ、シュジュウカラ、ヤマガラの順番になってるんだねー。」

よく考えてみると、確かにそう!

最初にエナガがチーチーチーと鳴きながら通り過ぎて、
次はコガラがジャージャー
シジュウカラがツーツーチー
最後にヤマガラが鼻声でニーニーと言いながら横切ってったよ〜!!

私は今まで漠然と「混群=みんなごっちゃにひとまとまり」と思っていたのでビックリ。
あれっていつも順番決まってるのかしら?
そういや、高校時代、水泳部で練習してたときは「速い子順」に、泳いでたなあ。

そんなことを思いながら、家に帰って野鳥の本を見てたら、なおビックリ。
その本には混群のことが書いてある。
どうやら、順番は「速い子順」であってるらしい。
なんだか、新理論が証明されたようで、いい気分になっちゃった。

・・・てわけで、速い子順に紹介します!(SIMIZU)


〜エナガ科〜

●エナガ (Aegithalos caudatus

初冬の水場に水を飲みに来たエナガ。
白、黒、ピンクのコントラストが良い。(CHINO)
まるっこい体に、長いしっぽ。
その様子が、「空とぶ肉団子」みたいだとかいう噂も・・・。
(SIMIZU)

【撮影者】 Y.CHINO 【データ】 1994年12月24日 山梨県山中湖村      Nikon F801S Nikkor ED500mm F4P 開放 RVP
〜シジュウカラ科〜

●コガラ (Parus montanus

黒いベレー帽をかぶったようなアタマがかわいらしい。
(SIMIZU)

【撮影者】 H.TANAKA 【データ】 1994年3月11日 山梨県山中湖村 Canon EOS630 SIGMA 400mm F5.6
〜シジュウカラ科〜

●シジュウカラ (Parus major

カラの中では一番メジャー。
他のカラとの違いは黒いネクタイをしてるとこ。(SIMIZU)

【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1994年12月24日 山梨県山中湖村 PENTAX Z-1P smcPENTAX F*4/600ED
〜シジュウカラ科〜

●ヤマガラ (Parus varius

混群の中でいっちゃん遅いヤマガラ君。
硬い木の実をいちいち割って食べてるから遅れちゃうのだと見た!
(↑ホントか?)
(SIMIZU)

【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1993年1月1日 山梨県山中湖村 PENTAX Z-1 smcPENTAX F*4/600ED


次は、キバシリ・ゴジュウカラが登場します!(SIMIZU)