番外 MATSUDO氏の南国写真 

写真リスト
カツオドリ アカオネッタイチョウ ヒメクイナ ズグロミゾゴイ アカガシラサギ クロサギ


今回は野鳥の杜「写真班」筆頭のMATSUDO氏の写真ですが、 初春の南国、沖縄本島から石垣島、与那国島でのものをまとめて紹介します。

私は普段、これらの島を「南の島」と呼んでいるのですが、 実のところ正式な呼び名を知らなかったんです。 そこで調べてみました。

まず、南西諸島
男女群島、大隅諸島、とから列島、奄美諸島、 沖縄諸島、先島諸島、大東諸島、尖閣諸島の8つの諸島の総称らしいです。
また、奄美諸島、沖縄諸島、先島諸島 の一列に並んだ3諸島で
琉球列島

そして、南西諸島の沖縄県側の沖縄諸島、先島諸島を→琉球諸島
先島諸島は→ 八重山群島(石垣島、与那国島はここ)と宮古群島、(今話題の)尖閣諸島からなります。

と言う訳で、今回の「沖縄本島から石垣島、与那国島」のくくりは、琉球諸島になります。
そして、その琉球諸島は冬でも温暖なため、 本州では稀にしか見られない珍しい鳥が多く越冬しています。

私はまだ奄美大島しか行ったことがありませんが、 日本最西端の島である与那国島は、更に珍鳥の宝庫。 バードウオッチャーにとっては夢の島です。 島内はもとより、島へ渡る船上から見られる海鳥、 普通種でも本州・九州などとは別の亜種だったりして、 ほんとに楽しいらしいです。

(CHINO)


ペリカン目カツオドリ科

カツオドリ (Sula leucogaster

  カツオドリの飛翔写真。顔の端が青いので雄の成鳥と思われます。 近くでは伊豆諸島、遠くは小笠原諸島、硫黄列島、 南西諸島では、草垣島、尖閣諸島などで繁殖しています。
(CHINO)

【撮影者】 N. MATSUDO
【データ】 2002年4月13日 沖縄県与那国〜石垣航路
Canon EOS100 Canon EF500mm F4L IS RDPIII
【コメント】 船を避けて飛びだすトビウオを狙って船の横を着いてきます。


ペリカン目ネッタイチョウ科

アカオネッタイチョウ (Phaethon rubricauda

  アカオネッタイチョウの若鳥の飛翔写真。 風切羽が白いので、アカオと判断できます。 ネッタイチョウには赤尾と白尾の二種類いますが、 赤尾の方は、硫黄列島と南鳥島で繁殖しているので、 見やすいのはこちら。 白尾はもっと南の島(外国)で繁殖する。
(CHINO)

【撮影者】 N. MATSUDO
【データ】 2003年4月9日 沖縄県石垣〜与那国航路
Canon EOS-1V Canon EF500mm F4L IS RDPIII
【コメント】 船でカツオドリの写真を撮っていると。近いですね、と話し掛けられ、もっと珍しいアオツラカツオドリってのを狙ってるんです、白い奴なんですけどね。と言うと「あの白いのは違うんですか?」見るとネッタイチョウが船に向かって飛んできていた。


ツル目クイナ科

ヒメクイナ (Porzana pusilla

  琉球諸島では、クイナの仲間がたくさん見られます。 ヒメクイナもその中の一つなんでしょうか?(良く知らない) 北海道、本州では少数が夏鳥、本州以南では少数が旅鳥や冬鳥として見られます。


(CHINO)

【撮影者】
N. MATSUDO
【データ】
2003年4月16日
沖縄県八重山郡与那国島
Canon EF500mm F4L IS
EOS1-V HS RDPIII
【コメント】
あまり出ない夏羽です。


コウノトリ目サギ科

ズグロミゾゴイ (Gorsachius melanolophus

  八重山群島(石垣、西表、黒島)で留鳥の熱帯〜亜熱帯の鳥。
(CHINO)

【撮影者】 N. MATSUDO
【データ】 2003年4月17日 沖縄県八重山郡石垣島
Canon EF500mm F4L IS EOS1-V HS RDPIII
【コメント】 片側1車線の擦れ違いギリギリの道で右横の牛舎とのすき間に見つけてしまった、車を左に寄せても、どアップになってしまった。


アカガシラサギ (Ardeola bacchus

  アカガシラサギのきれいな夏羽。 旅鳥で日本へやってくる珍しいサギ。 中国南部〜東南アジアに棲んでいるので、南へ行くほど見られる可能性が高くなる。
(CHINO)

【撮影者】 N. MATSUDO
【データ】 2003年4月16日 沖縄県八重山郡与那国島
Canon EF500mm F4L IS EOS1-V EF1.4×(U) RDPIII
【コメント】 なんかこの日は各水田地帯に1羽以上いました。皆、夏羽でした。


クロサギ (Egretta sacra

  クロサギ自体は、特に南国の鳥というわけではありませんが、 クロサギには、白いタイプ(白色型)が居まして、南西諸島では白色型が多いらしいです。
(CHINO)

【撮影者】 N. MATSUDO
【データ】 2002年4月17日 沖縄県八重山郡石垣島
Canon EOS-1N Canon EF500mm F4L IS 1.4× RDPIII
【コメント】 南国にいる白色型です。まだらの中間型と言うのも居るそうですが見たことは無いです。


次は、珍しいチドリアジサシの写真です。

(CHINO)